防犯ガラス「セキュオR」 設計・施工上のご注意/標準施工法 |
● ご注意 |
1. セキュオは受注生産品です。切断は困難ですので、寸法・形状は正確にご注文ください。
2. セキュオSPは、ポリカーボネート板と中間膜を挟み込んでいるためガラス面が多少白く見えることがあります。
性能・強度への影響はありません。
3. セキュオより薄い一枚ガラスからセキュオに交換された場合には、ガラスの厚さが増加した分、窓の重量も
増加するため、交換前に比べてサッシの動きが重たく感じられることがあります。
4. 性能上、セキュオ30,60,90,PYの中間膜は70℃を超える場所で、またセキュオSPの中間膜は60℃を越える場所で
長時間使用しますと発泡することがありますので、そのような場所でのご使用はお避けください。
5. セキュオのガラス構成・形状により、ガラス周辺部に泡が生じることがありますので、事前に弊社支店までお問い
合せください。 |
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● 設計上のご注意 |
1. 網入板ガラスで構成する場合は、使用条件によっては熱割れを生じることがありますので、事前に弊社支店まで
お問い合せください。
2. セキュオはガラス構成によっては、一枚ガラスに比べて重量が増加します。ガラス重量に配慮してサッシを
選択してください。(ガラスの比重:約2.5)
3. セキュオの防犯性能を最大限に発揮させるため、窓やドアに使用する場合は四辺支持による施工をしてください。
4. シーリング材の欠損部などから雨水が入っても、すみやかに水が抜けるように、サッシ溝には、5mmφ以上の
水抜き穴を3個設けてください。 |
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● 施工上のご注意 |
1. セキュオSPの施工にあたっては、脱アルコールタイプのシリコーン系弾性シーリング材(推奨:東レSE960)、
またはグレージングチャンネルをご使用ください。
2. セキュオの中間膜が有機系の溶剤に侵される場合がありますので、施工時にはエッジ部にご注意ください。 |
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● 使用・メンテナンス上のご注意 |
1. 網入板ガラスで構成するセキュオの表面に紙などを貼ったり、冷暖房の吹き出し空気を直接当てると
熱割れを起こすことがありますのでご注意ください。 |
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● 標準施工法 |
1. セキュオの中間膜は、長時間水に接していると吸湿して、白くなることがありますので、比較的水の浸入しにくい
シリコーン系の弾性シーリング材による施工法をお奨めします。サッシによってグレージングチャンネルをご使用
する場合には、穴あきグレージングチャンネルなど排水性を考慮したものをご使用ください。
2. 弾性シーリング材による施工については下記の標準施工法をお守りください。 |
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(1) バックアップ材は発泡ポリエチレン、またはクロロプレンゴムをご使用ください。
(2) セッティングブロックは、硬度80°〜90°のクロロプレンゴムで、次の寸法のものを
2個ご使用ください。
長さ :25×Amm以上(但し、最小50mm程度)
A :ガラス面積(m2)
幅 :ガラス厚さ+5mm程度
厚さ :6〜12mm程度 |
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